つつじヶ丘駅南口から徒歩10分のところにある巨大団地、神代団地。
のんびりとした時間が流れる神代団地周辺は、歩道が広く緑も多いので地元の人たちに人気のお散歩スポットです。
そんな神代団地の広場には、実は全国からファンが訪れる人気カフェ「手紙舎」があります。
手紙舎とは
「手紙舎」と聞いてピンときた方は、調布市在住の方、もしくはよっぽどカフェやプリンが好きな方ですね。なぜなら、手紙舎は国内では東京都調布エリアのみ展開しているカフェだから。
現在手紙舎は、これからご紹介するつつじヶ丘の「手紙舎つつじヶ丘本店」、菊野台にある雑貨と喫茶の「手紙舎 2nd STORY」、同じく菊野台の一冊一冊セレクトされた本とコーヒーマスターが焙煎したコーヒーを楽しめる「本とコーヒー tegamisha」、西調布基地にあるクラフトビールと食事を楽しめる「TEGAMISHA BREWERY」、そして台湾の台北にある「手紙舎 台湾店」の5店舗のみ。
限られたごく一部の地域にしかないにも関わらずその知名度は高く、どの店舗もカフェ好きが集まる人気カフェです。
ちなみに手紙舎を運営している会社は【手紙社】というイベント、カフェ、雑貨を中心に扱っている会社なので、どの手紙舎も内装のセンスがよく、店内には素敵な雑貨が溢れています。
今回は、そんな手紙舎の中でも特に人気の手紙舎つつじヶ丘本店をご紹介します。
手紙舎 つつじヶ丘本店
色々書きましたが、実は私、カフェ好きを自称している調布市在住ライターにも関わらず手紙舎を知らず……。
神代団地周辺を散歩しているときに偶然発見したのですが、50年の歴史を持つレトロな団地の広場にいきなりお洒落なカフェが現れてとても驚きました。
まさか昭和感満載なこんな案内板の先に、有名カフェがあるなんて思いもしませんでした。
調べてみるとカフェ好きが集まる知る人ぞ知るカフェとのことだったので、日を改めて訪れてみました。
「人気とはいえ、新宿から急行でも20分弱かかるし、駅からも結構歩くからそんなに人はいないだろう」と軽い気持ちで行ってびっくり。なんと平日の昼過ぎにも関わらず店内は満席、1時間弱も待つ人気ぶりでした!
テーブル席が5席と決して広くない店内ですが、入り口一面がガラス窓で開放されているので開放感があり、日の光がたっぷり注がれてとっても気持ちが良い雰囲気です。
壁の本棚にはレトロな書籍と絵本がずらりと並んで、まるで古本屋さんにいるよう。ここでは美味しいコーヒーや食事を楽しみながら店内にある本を自由に読むこともできます。本当カフェが好きな人にはたまらない環境です。
書籍以外にも、購入できるコーヒー豆や紅茶、雑貨、文房具、焼き菓子なども並んでいて、いろいろ見ていたらあっという間に注文していた品がきますよ。
内装も、書籍も、売っている物も、目に映る物全てセンスが良くて夢中になっているとあっという間に注文したものが届きます。この空間なら1時間くらい待たされても楽しめそう!
さて、手紙舎つつじヶ丘本店で絶対に食べるべきメニューをご紹介しましょう!
全国のプリンファンを魅了する”季節のプリンアラモード”
秋の果実のプリンアラモード
私が訪れた時も、店内のほぼ全ての人が注文していたプリンアラモード(750円税抜)。
実は手紙舎つつじヶ丘本店のプリンアラモードは東京を中心とした美味しいプリンを紹介する「プリン本(昭文社)」に掲載されていて、一躍有名になった逸品。
出てきた瞬間に思わず歓声を上げてしまうほどの豪華で美しい見た目。
よくある「生クリームもアイスもたっぷり!」の派手なプリンアラモードとは一線を画す、上品で丁寧なプリンアラモードです。
幼い頃、とっておきのご褒美の時に食べさせてもらえたプリンアラモードを思い出し、なんだか懐かしい気持ちに。
手紙舎のプリンアラモードは春夏秋冬、季節によって内容が変わるのですが、この秋は
- りんごと蜂蜜のシャーベット
- 栗のクリーム
- イチジク
- 巨峰
- りんご
- オレンジ
- 焦キャラメルをパリパリに焼いたもの
と、秋の味覚がふんだんに味わえます。
味は……最高に美味しいです。一口食べれば全ての食材にこだわり、丁寧に作られれているのが伝わります。甘くみずみずしいルーツ、果肉がごろごろのさっぱりとしたシャーベット、口いっぱいに風味が広がるマロンクリーム、絶妙なほろ苦さのカラメル。
そしてなんといってもプリン。プルプルながら固めのプリンは濃厚な卵の味わいと甘さのバランスが絶妙。なんでも濃い色と味を出すために特別な卵を使用しているそうです。
その品のある美しさといい、味といい、上質な大人のプリンアラモードです。
全国からファンが訪れるのも納得です。
ちなみに、同じく店内のほぼ全ての人が頼んでいたので気になって注文したミルクコーヒー。(600円税抜)
良い感じの器になみなみに注がれたミルクコーヒーの上にきめ細かいフォームが贅沢に乗っています。雑味がなく、プリンアラモードをはじめ、料理の邪魔をしない癖がない優しい味わいです。
フードメニューも美味しい!
ルーローハン(1,150円税抜)
この日のフードメニューはキーマナポリタンとルーローハンの2種類。
ルーローハンを注文したら、サラダとゆで卵、ナスの黒酢ナムルもワンプレートでついてきました。
ほんのり八角が効いた甘めの味付けでご飯がすすみます。お肉もそぼろではなくゴロゴロとした大きなお肉がたっぷり!
本場台湾で食べるルーローハンより日本人の舌に合うように作られていると感じました。クセも少なくとっても美味しかったです!
ロケーションが最高
手紙舎つつじヶ丘店のもう一つの魅力がロケーション。
先にも書きましたが、神代団地の広場の中にあるため、お店の外には大きな広場が広がっています。
テラス席もあるのでテラス席に座れば、早い時間なら静かでのんびりした風景、夕方に行けば元気に走り回る子供達の姿やはしゃぐ声が聞こえて、どちらもとても癒されますよ。
ただ、テラス席はテイクアウトメニューの注文しかできない(プリンアラモードは店内席のみ)なのでお気をつけください♪
さらに広場を出ると、野川のお散歩コースが広がります。
川のせせらぎを聞きながら緑あふれる散歩道を歩く時間は本当に贅沢。野鳥もたくさんいるので探しながら歩くとより楽しいですよ。夕方になると地元の人たちが犬を散歩させてるので犬好きにはたまりません!(私は犬目当てでよくここを散歩します)。
夕日もとっても綺麗で、ここを歩いていると大都会東京に住んでいることを忘れそうになります。
手紙舎つつじヶ丘店に行くのであればぜひ歩いてみてください。
私の1番お気に入りのお散歩スポットです。
店舗詳細・アクセス
住所 | 調布市西つつじケ丘4丁目23−35 神代団地59号棟 商店街 |
最寄り駅 | 京王線つつじヶ丘駅南口から徒歩10分 |
営業時間 | 【平日、土日祝】11:00~17:00(LO 16:30) |
定休日 | 月曜・火曜(祝日の場合は営業) |
テイクアウト | 有 |
電話番号 | 042-444-5331 |