街のイイところインタビューシリーズ第二弾は、阿佐ヶ谷でわらび餅ドリンクのお店【縁enishi】を営む遠藤翼さんです。
生まれ育った地元の東京・杉並から、和の心や人とのご縁を大切にそれを守り伝えていきたいという想いやこだわりをお聞きしました。
日本茶で作るロイヤルミルクティー
── まずは、enishiについて教えてください!
遠藤さん(以降省略):縁 enishiは、わらび餅ドリンク専門店です。
タピオカドリンクや他のお店と違うところは、インドのアッサム茶やスリランカのウバ茶を使った一般的なミルクティーではなく、従来のロイヤルミルクティー製法に、日本茶・緑茶に限定した茶葉を使用。そこにわらび餅をコラボさせたドリンクというところです。
── 一般的なミルクティーではなく、日本茶に限定したのはなぜですか?
和の文化や神道(しんとう)の考えを広げたいというenishiのコンセプトがあります。
元々神社巡りや和の文化が好きで神棚にお供えするお塩・お水・お酒・お米というものにこだわっていました。今回はそういった素材を飲食を通して伝えていきたいという思いから始まったものです。
その土地のエネルギーにもこだわる
── enihsiならではの部分やこだわりはどういったところでしょうか?
素材は一切妥協せずにこだわっています。塩だったら出雲大社近くの神迎の塩を採用させていただいたり、茶葉は日本を象徴する富士山のふもと掛川の一番茶のみを使用しています。
── 素材は品質の他に土地にもこだわっているんですか?
土地ごとのエネルギーを重要視しています。茶葉は静岡のものを使っているので、やはりお水もその近くの土地のものが相性が良いです。
ミルクティーに合うお水の硬度など現実的なモノだけではなく、土地としての相性だったりエネルギー的な相性を意識した上で全ての素材を選んでいます。
── 飲むだけで運気が上がりそうですね!
そうです!個人的には浄化という言葉はあまり好きではないんですが、お清めドリンクのようなイメージがバックコンセプトとしてあります。
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── 清めてくれる飲むパワースポットみたいな感じですね。
また、緑茶には抗菌作用もあるので見えない部分だけではなく飲んで実際に体を良くするということもあります。
enishiが使っている和紅茶はべにふうきと言ってアトピーだったりアレルギーに効果があると言われています。身体的にも精神的にも魂的にも良いものお提供したいという思いです。
── おすすめのメニューを教えてください。
僕が一番好きな味はほうじ茶ですが、コンセプトだったりエネルギー的なことを考えるとやはり緑茶を一番飲んでいただきたいです。
この緑茶も茶葉は1番から4番まである中で、ブレンドなどは一切せずに最高品質の一番茶のみを使用しています。
若い人が日本茶に触れるきっかけを
── 想いのこもったわらび餅ドリンクは、どんな人に飲んでもらいたいですか?
もちろん老若男女すべての人に飲んでいただきたいですが、一番は若い人たちです。
やはり緑茶は年齢層の高い方には馴染みがあるのに、若い人にはイマイチ浸透していないように感じます。
ですがこのミルクティーという形にすると若い人たちも手に取りやすく、もっと日本茶の良さを知ってもらえるきっかけになると思うので、若い人に積極的に飲んでもらえるようになると嬉しいです。
── 緑茶を使うことによって一般的なミルクティーと味はどのぐらい変わるんですか?
全然違います!
ミルクティーと言うと午後の紅茶を代表とするウバ茶やアッサム茶のイメージになると思うのですが、緑茶を使った和紅茶はどちらかと言うとチャイに近いかもしれません。
それと日本茶の独特の風味も感じられるので、日本茶ならではの和紅茶というものが出来上がっています。
── どんな方にも飲みやすいんですね。
そうですね。しつこくもなくシンプルな形で、でも確かにロイヤルミルクティーだなと感じられる新しい形のミルクティーです。ラテとも違う味わいを楽しめます。
日本茶×和菓子で茶会のような感覚を
── わらび餅を使っているのは何かこだわりがあるんですか?
今、和菓子屋さんなどの和スイーツ離れが進んでいて、洋菓子を好む客さんが増えてきているかと思います。
そこで和菓子とお茶という和の文化をもう少し年齢層の低い方にも広げたい。ひとつのドリンクを通して、茶会のような雰囲気を感じてもらうきっかけを提供できればと思っています。
お茶と和菓子を楽しむような感覚で日本茶のロイヤルミルクティーとわらび餅の相性を楽しんでもらえたらすごく嬉しいです。
また年齢層が高い方には普通のミルクティー×タピオカとは違い、緑茶×わらび餅という馴染みのある組み合わせなので手に取りやすくなるかと思います。
── これから少し寒くなってきますが、冬場はホットも出るんですか?
もちろんホットも提供します。ホットの場合は温度が高いので冷たいものよりも風味が強くなります。また少しコールドに比べて渋みも出てくるのでまた違った楽しみ方ができると思います。
身近な神社の参拝から
── その他アピールポイントはありますか?
他との差別化ポイントとして素材だったりとか味・茶葉だけではなくお店の全体的な雰囲気として店舗ごとの近くにある神社への参拝も勧めています。
これから始まる予定ですが、購入時に折り紙に包んだ5円玉をお渡しし、近くの神社への参拝をお勧めします。こういった事が、普段神社に馴染みのない若者たちへの参拝のきっかけになれば嬉しいです。
お店の名前縁enishiもそういったご縁を大切にするというところから由来しています。
── なるほど!面白そうですね。ちなみにこの阿佐ヶ谷の店舗の場合だとどこの神社になるんですか?
阿佐ヶ谷神明宮という神社です。有名な神社でそちらへの参拝をお勧めしています。
── これから色んなところへ店舗を広げていく予定をお聞きしました!
これからはフランチャイズ展開として元々和菓子屋さんを営んでいるお店への展開を考えています。その他、海外への展開も予定しています。
僕の地元、杉並から縁を繋いで和文化が広まるように頑張ります!
enishiのわらび餅ドリンクを通してお店を増やして、日本の文化だったりを若い人たちを中心に広げていきたいというのが一番の願いなんですね。ドリンクもとても美味しかったのですぐに広がっていくと思います!!
本日はありがとうございました!
詳細情報・アクセス
住所 | 阿佐ヶ谷南2-20-7 |
電話番号 | 03-6383-1250 |
営業時間 | 11:30~19:00 |
定休日 | 不定休 |
SNS | https://www.instagram.com/enishi_drink/ |